Summy'sバスチー誕生物語
オーナーパティシェ Summy Suzuki
Summy's history
皆様、こんにちは。オーナーのSummy(スミー)こと、鈴木敬済と申します。
「Summy‘sバスチー」のHPをご覧頂き、ありがとうございます。

僕は雪深い秋田県で生まれました。
幼い頃は素直で好奇心の強い、やると決めたらとことん過ぎるくらいやる子供でした。
甘いものに目がなく、チョコやケーキ、特にチーズケーキは一番の大好物でした。
僕は運転が大好きで、10代でプロのオートバイレーサーを目指して専門の学校に入りました。
毎日サーキットを何周も何周も練習して、プロになり優勝することを夢見ていました。
順調に力をつけていました。
ところが29歳の時、レース中に事故に遭い、救急搬送されます。
診断は頚髄損傷。
緊急手術を受けました。
懸命に治療にあたっていただいた病院の皆様のお陰で退院こそできたものの、シャツのボタンもとめられないほど両手は不自由なままでした。
神経は元に戻らないと言われ、当時は絶望感しかありませんでした。
それでも、秋田から駆けつけて泊まり込みで看病してくれた母や、毎日、僕が寝てしまった後まで手をマッサージし続けてくれた妻の姿を見て、何とか前を向こうと思いました。
おかげさまで、日常生活に支障が出ないまでに回復しました。
そして、数か月後にレース復帰。
僕のできることで恩返しがしたかったのだと思います。
完治とは言えない状態での復帰戦で、僕はなんと初めて優勝をしました。
自分も周りも本当に驚きました。
しかしながら、ここで燃え尽きたのか、オートバイには気持ちが向かなくなりレースから遠ざかりました。
レーサーを引退してから、ご縁あってトライアスロンをやることになりました。
海を泳ぎ陸を走り、今度はバイク(自転車)に乗る競技に転換です。
少し後に、妻もトライアスロンを始めました。
オートバイの事故に加えて、この厳しい競技を始めたお陰で、今まで以上に身体を大切にして食事に気をつける習慣や考え方が身についていきました。

2023年、妻と仲間の出場するトライアスロン大会の応援で訪れた石川県で、甘いもの好きな僕でも罪悪感が少ない、グルテンフリーの美味しいケーキを出すカフェにお邪魔しました。
米粉や甘酒を使ったバスクチーズケーキを頂きました。
衝撃でした。
美味しすぎて二日連続でお伺いしてしまいました。
「こんなに美味しくて、砂糖や小麦粉を使っていないケーキならいつも食べられる」
でも僕の住まいは埼玉で、このお店に通うわけにはいきません。
「だったら、自分の家で作ってみようか」
思いついたら即行動です。
オートバイの事故に加えて、この厳しい競技を始めたお陰で、今まで以上に身体を大切にして食事に気をつける習慣や考え方が身についていきました。
ゼロから勉強して材料を準備し、米粉とてんさい糖のバスチーを作りました。
我ながら美味しくできました。
それから何個も何個も、材料や分量、工程を少しずつ変えながら試作を繰り返しました。
小さい頃から、これだと思ったことに熱中する僕の心に火がついたのです。
作っていくほど、美味しいものができていきました。

仲間内で集まる機会に、僕は試作中のバスチーを持参して皆に食べてもらいました。
皆感動してくれました。
「また食べたい。お店で売れるよ!」
全員に言ってもらって、その場でバスチーの製造販売を決めました。
「Summy‘sバスチー」誕生の瞬間でした。
身近な方へのご案内から始めたバスチーが、口コミだけであっという間に100個も買っていただけました。
おかげさまです。
「美味しいものを安心安全にお届けしたい」
僕は、「今日より明日」という気持ちで、材料や作り方、食感にこだわり抜いて日々バスチーを作っています。
オートバイレースやトライアスロンを通してコツコツ積み上げてきた経験が全て活きている、僕らしいバスチーだと自信を持っています。
僕は色々なことに挑戦をして、たくさんの失敗もしてきましたが、そのおかげで人生を変えるような出会いもありました。
実は事故による手の痺れや軽度の麻痺はまだ残っています。
でもあの時、人生に絶望していた僕を病院の皆さんや家族、仲間、たくさんの方々に支えていただいたおかげで今の自分があると気づくこともできました。
僕の心からの感謝を、この手で作るバスチーを通してお伝えできるなら、これ以上嬉しいことはありません。
Summyが心を込めて作ったバスチーを、多くの皆様に美味しく召し上がっていただきたいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
Summy